2022年7月1日より、タイへ入国するための「タイランドパス」制度が廃止された。これによりタイを訪れる観光客や出張者の数が激増している。
バンコク・タニヤ通りもカラオケクラブの営業規制が解禁されたこともあり街の賑わいが復活した。復活直後のタニヤの状況についてお伝えする。
最新状況はこちらの記事も参照ください
現在のカラオケクラブのサービス内容
タニヤ通りのカラオケクラブやスナック、バーの営業はコロナ以前とほぼ同じ状態に戻っている。以前ほどではないが、タニヤ通りの路上に女の子が並ぶ顔見世も、徐々に復活してやっている。
入店の際の検温、手の消毒が必要だが、これはタイのデパートやレストランなどと同じ措置である。
マスク着用義務については、2022年6月23日より義務が撤廃されたとされているが、路上などでマスクを着用する人が変わらず多いので、タニヤ通りでもそれに準じている。念のため、マスクを準備・着用の上タニヤへ出かけることをお勧めする。
夜の繁華街の店の営業時間は午前2時まで営業が認められており、タニヤのカラオケは元々の午前0時頃までに戻っている。
女の子による接客も従来通りの状態に戻っており、店内ではもちろん飲酒や喫煙なども可能である。
ペイバー(女の子の連れ出し)も復活しており、店によるが料金も基本的に以前と変わらない。
主なカラオケクラブの営業状況
タニヤ通りでは多くの店が営業を再開している。主なカラオケクラブの最新状況については以下のとおりである。営業を再開したが元の場所から移転した店が多い。
「アゲハ」
タニヤ最大級の在籍人数である「アゲハ」は7月1日から営業を再開した。以前からいた売れっ子中心に新人を加えて数十人が出勤。現在まだ田舎に帰ったままであるキャストも復帰の予定調整中とのことで、さらに人数が増える見込みである。
「トレンディーワン」
生バンド演奏があることで有名な「トレンディーワン」も営業を再開。以前と同じ場所で営業している。
「プレイガール」
ソイ・ヤダも多くの店がオープンしている。人数の多い「プレイガール」も同じ場所で復活。
「クラブ愛」
創業40年以上の歴史を誇るタニヤの老舗の「クラブ愛」。コロナ期間の一時期、看板を外し廃業かと思われたが、6月より元の場所で営業を再開している。
「クラブ天使」
シンガポール航空のCAのコスプレ衣装でおなじみだった「クラブ天使」は、コロナ期間中に場所を移転して営業。新しい場所は、「クラブ愛」のビルの上の階。以前、老舗の「JUJU」があった場所である。
「マーメイド」
ソイ・ジムトンプソンにある系列の「クラブM」のビルへ移転。「クラブM」と一体化している。タニヤ通りの「らあめん亭」の上階の元の場所は「MERMAIDO」というよく似た名前だが、別の経営者の店になっている。
「U-SMILE」
コロナの規制中に店舗が移転。新しい場所は、旧「サティカ」(さらに昔は「アルカディア」)のあった場所。店の前に女の子が出ていて、階段であがる。
「きらら」
コロナ期間中にタニヤ通りの中央にあったファミリーマートが閉店。その跡地へ「きらら」が移転している。
「アテッサ」
スラウォン通り側、以前「桃太郎飯店」があったビルに移転して営業。
このほかにも営業を再開している店、なかには完全新規オープンしている店などもありタニヤ通りは賑わいを取り戻してきている。
タニヤ通り全体の様子
大改装工事を終えたタニヤプラザでは以前からのゴルフ用品店に加えて新しい喫茶店やレストランなどがオープンしている。
タニヤ通りにあるカラオケクラブ以外の飲食店や居酒屋、マッサージ店についてはほとんどの店が営業を再開している。
ファミリーマートやセブンイレブンが閉店してしまうなど、空きテナントもあるタニヤ通りだが、これから日本からの夜遊び観光客が増えていくにつれて、新規オープンする店も出てくることと思われる。
2022年の7月は、タニヤ通りの復活、そして新しい飛躍の最初の一歩となりそうである。