
タイでは新型コロナウィルスによる規制が終了し、ショッピングモールやレストランなどの段階的に行われてきている。そして2020年7月1日より、ついにゴーゴーバーやカラオケなどの夜のエンターテイメント産業も休業措置が解除となった。
タニヤやパッポンでも営業を再開する店が出てきている。7月1日夜の規制解除直後の最新情報をまとめてお伝えする。
タニヤ通りの規制解除直後の様子
7月1日、休業規制解除後初日のタニヤ通りでは、まずは10店ほどのカラオケ店が約3か月ぶりの営業再開を行った。
当局の指示により、当面はタニヤ通りに女の子たちが並んで座ることは禁止されており、店内での待機が原則となるので、タニヤ通りにはチーママや黒服、ガイドなどのスタッフだけが出ていて、お客に声をかけていた。
3か月ぶりの再開の初日は、あいにく小雨がちらつく夜になったが、長期滞在中の観光客やワイシャツ姿の日本企業のタイ駐在員が、通りを歩いて、開いている店をチェックして周っていた。
7月1日に営業を再開したカラオケ店一覧
傾向としては、「アゲハ」や「クラブ愛」など人気店などホステスを多く抱えている大型店は、初日については営業準備中であるのに対し、小型店が多く店を開けている様子だった。
7月1日にオープンしていた店は以下のとおりである。
「フェニックス」「天使」「ゆめ」「ワンウェイ」「ミラノ」「ひめ」「ニューエンジェル」「mariko」「season」「マーメイド」「クラブCOZMO」「マリリン・モンロー」「クラブM」
現在の制限ルール
タイ当局によってカラオケ店の営業再開が許可されたが、制限がいくつか存在している。
主な制限内容は以下のとおりである。
・ソーシャルディスタンスをとること
店内の客席は隣のブースと間隔をとることになっている。
・マスク着用・体温測定と消毒が必須
タイの他の施設とも同じように、スタッフやお客のマスク着用、入店時の体温測定と消毒が必須となっている。カラオケなどでは、お客がトイレに立つと、ホステスのタニヤ嬢がトイレ前で待っていて、おしぼりを差し出してくれるが、今後はおしぼりだけではなく消毒液をかけてくれるようになるのかもしれない。
・営業時間は17時~0時
店の営業時間は当分の間、0時までとなる。
飲みに行くなら早い時間から動くことをおすすめする。
・通りで嬢が並ぶことは禁止
タニヤやパッポンでは通りに女の子たちが並んで客引きをしているが、これもしばらくの間、禁止となり表通りで女の子を選ぶことはできない。お客は店の中に入って、中で嬢を選ぶことになる。
以上が主な制限である。これ以外については、カラオケを歌ったり、ペイバー(嬢の連れ出しデート)などは今まで通り可能である。
パッポン通りの休業規制解除後の初日の様子
タニヤ通りから徒歩3分のところにある、ゴーゴーバー街として有名なパッポン通りでも休業規制が解除となっている。
有名な観光名所である「パッポンナイトマーケット」はまだ営業準備中。
ゴーゴーバーも営業を再開している店は3,4軒ほどだった。
パッポン通りも、規制で表通りにゴーゴー嬢が出てきて客引きをすることは禁止されているので、通りには出ていなかったが、店内ではお立ち台の上で踊っているゴーゴー嬢が見受けられた。
パッポン2のバービアやゲイのボーイズバーなども営業を再開している。
7月1日に営業を再開したゴーゴーバー一覧
営業再開が確認できたゴーゴーバーなどの店は以下の通り
「Black Pagoda」「TRIPLE XXX LOUNGE」「BADA BING!」
「パッポンカフェ」「Muvzzik Cafe」(バー)「Tip Top」(タイ料理レストラン)、その他パッポン2のバービアなど
「ピンクパンサー」や「BarBar」(SMクラブ)などはまだ、営業準備中であった。
傾向としては、「アゲハ」や「クラブ愛」など人気店などホステスを多く抱えている大型店は、初日については営業準備中であるのに対し、小型店が多く店を開けている様子だった。
7月1日にオープンしていた店は以下のとおりである。
パッポン通りもソーシャルディスタンスなどの守らなければならない規則はタニヤと同じである。
これから徐々に営業を再開する店も増えていくだろう。
あとは、現在は規制が続いている外国からの旅客便による入国制限が解除され、日本からの観光客が再び訪問できるようになる時期を待つばかりである。
とりあえず現状では8月1日以降に再開されるのではという観測であり、タイ政府の発表を注目していきたい。
