
タイに仕事や観光で来ていて、日本にFaxや郵送で文書を送らないといけない、という場面があるかもしれない。
たとえば、送付先の相手が高齢の方などでメールが使えない、クレジットカードの紛失の再発行手続きで直筆サインが必要でメール受付をしていない(実際そういうケースがある。)送付先が役所でメールは受け付けていない、といったケースで、はがきや国際郵便を送るしか方法がない場合だ。
タニヤ近辺にいる場合、どういう方法があるかについてまとめてみた。
Webで受付してFAXを送れる『e-FAX』
e-FAXという、ネット上で送れるFAXのサービスがある。こちらがFAXの送信器を持っていなくてもインターネット上で受付センターへ文書を送り、それを相手にはFAX形式で送ってくれるというものだ。ネット回線を使うので、タイなど海外から日本へ送ることもできる。
このサービスは受信もできる。(日本から届いたFAXを、PDFなどに変換してこちらのメールアドレスに送ってくれる。)
ただ、このサービスは登録が必要であり、使用料は月契約か年契約で払わないといけない。
費用は次の通りである。
初期費用:1,000円、月払い:1,500円、年払い:18,000円
e-FAX https://www.efax.co.jp/
今回かぎりの送付なので登録をする必要性を感じないという場合や、クレジットカードをもっていないので登録できない、という場合は、下記の方法がある。
タイから日本へFAXを送るサービス 『FedEx』
FedEx というポストサービスの会社を使えば、タイから日本へFAXを送ることができる。
タニヤ近辺では、「シーロムコンプレックス」というタニヤから徒歩2分のところにあるショッピングモールのなかにある。
タニヤ通りをシーロム通りに出て左折。薬局の「薬のツルハ」の前にあるBTSサラデーン駅への歩道橋を昇り、反対側へ行くと、「シーロムコンプレックス」の2F部分に接続する。
入ってすぐ右にあるエスカレーターで3Fへ行き、左奥に進むと、このような「FedEx」の店舗がある。

ここで、係員にFAXと言うと送り先を聞かれるので、JAPAN(タイ語であれば“イープン”)と伝えて、日本のFAX番号を教える。FAX番号を間違えないように、携帯電話に表示するか紙に書いて渡すとよいだろう。
日本の国別の番号は+81を番号の頭につけるが、送り先を日本と伝えれば、FedExの係員がつけてくれるので、日本のFAX番号をそのまま伝えるだけで大丈夫だ。
料金はA4用紙1枚で日本へ送ると、90バーツである。
注意点は、日本側がFAXの機械をOFFにしていたら(受付時間が過ぎているなど)当然、送信エラーになるので、送る時間と曜日を考慮に入れること。
日本とタイの時差は2時間で、タイより日本は2時間進んでいる。(タイが15時なら日本は17時。)

FedExは、FAX以外も、EMS等の国際郵便サービスや私書箱サービスなども扱っている。(むしろそれがメインサービス。)書類を直接日本へ送る必要があれば可能なのでスタッフに頼んでみよう。
スタッフは簡単な英語は通じる。
FedEx シーロムコンプレックス店
シーロムコンプレックス 3F
営業時間
月~金曜日 10:30~20:00
土曜日・祝日 10:00~18:00
日曜日 10:00~19:00
国際郵便を送る 『パッポン郵便局』
日本の送り先がFAXすらないという場合や書類の現物を送る必要がある場合は、郵便局を使って国際郵便を送るしかない。
タニヤから一番近くにある郵便局は「パッポン郵便局」である。
タニヤ通りからスラウォン通りへ出て、左折し280mほど直進。
左側に、パッポン通りとの交差点を過ぎ、ファミリーマートの角を左折。
路地の突き当りの右側に、赤い看板で”PHAT PHONG POST OFFICE”と書いてある建物だ。

封筒やはがきの出し方は以下の通り。
大きな字で最上部に「To Tokyo Japan」と書く。(東京の場合)
その下は、日本の郵便局が配達してくれるので、日本語で送り先住所を書いてOK.
送り人の住所(タイの住所)がある場合は、
番地→町名→県名→国名→郵便番号の順番で、アルファベットで書く。
そして、係員に「JAPAN(タイ語なら“イープン”)」伝えて渡す。
注意点としては、タイの切手をその場で貼ってくれるが、とてもサイズが大きい(縦2.5㎝×横4cmくらい)ので、貼るスペースを空けておくことだ。そうしないと書いた宛先住所にかぶってしまう。
特に絵葉書の場合は、スペースがなくなるので注意していただきたい。

料金は、はがき1枚で40バーツ、封筒はサイズや重さによるが50バーツくらいから可能だ。
これで日本まで送ってくれるからたいしたいものだ。
エアメールの場合は追跡サービスをつけると安心だ。
配達までにかかる時間は、はがきの場合1週間ほど。
小包は航空便の場合約1週間、船便の場合約1ヶ月、EMSの場合約4、5日かかる。
事前に詳しい料金を調べることもできる
タイの郵便局サイト(英語表示可能)
http://www.thailandpost.com
パッポン郵便局 ไปรษณีย์ไทย สาขาพัฒนพงษ์
営業時間
月~金曜日 8:30~17:00
土曜日 9:00~12:00
日曜・祝祭日は休み
住所
113/6-7 อาคาร Surawong Center Alley, Suriya Wong, Bang Rak, Bangkok 10506
