
タイ・バンコクの日本人街のタニヤ通りには、独特の“タニヤ語”がある。知っておけばタニヤ遊びも股間も盛り上がること間違いなし!?
チュプチュプ【ちゅぷちゅぷ】(タイ語)
タイ語でキスの音を表した表現。
<使いかた例>
(今夜も、タイにいるタニヤ嬢へ日本からLINEでメッセージを送りあう二人)
あなた 「はやく、またバンコク行きたいよ。」
タニヤ嬢 「そうだね わたしも あいたいです」
あなた 「じゃあ、俺寝るよ。おやすみ」
タニヤ嬢 「おやすみなさいカー。ちゅぷちゅぷ♥」
あなた 「ちゅぱちゅぱ? 何をくわえているの?」
タニヤ嬢 「ちーがーう!!!」
これは、タイ語でキスをする音を表している擬音語である。日本語で言えば「チュッ」ということだ。
LINEやメールの上でも、実際に話し言葉のなかで口にすることもよくある、くだけた愛情表現なのだ。
でも、本来はちゃんとした単語で、จูบ(チュプcùup)だけだと、キスをする、という動詞になる。
タイでは本来はキスの習慣はなかった。だから、欧米の人のように比較的気軽にあいさつとしてキスをしたりするということはなく、特別なものとして意識されている。
タイ人の恋愛観を紹介しているブログなどを読むと「タイ人女性にとって特別なものであって好きな男性としかキスしないと決めている人も多い」ということがよく言われているが、要するに、日本と同じ感覚でいればまちがいない、ということである。
タイ人の恋愛観・脈あり?脈なし?
タイ人の恋愛観は、当然日本とはある程度異なる部分がある。
たとえば、気になる女性が自分の家族に会わせてくれたり、実家にご招待される、なんていうケースがある。日本では付き合っている彼女でもよほど関係が長い場合でないと、なかなかその親と会うというのは少ないと思うが、タイではこれはとてもハードルが低いことなのである。
普通の男友達や同僚でも、家族に会わせるということはよくあることらしいので、これだけで脈ありなどとは思ってはいけない。女友達を紹介してくるのも、みんなで遊べばにぎやかだから、くらいの意味しかない。
また、手をつなぐ、というのもまったく抵抗感がない行為だ。
もちろん夫婦や恋人同士が手をつないでデパートや道を歩いているという様子はよく見られるので、こちらのカップルはあつあつだな、と感じると思うが、それはカップルに限った話ではなく、特にタニヤ嬢などは日本人が不慣れなタイの道路を歩いているのを危なっかしく思って手を貸してくれているという側面が強い。
また、タイ人男性は超マザコンに育っている人が多いので、30代くらいのいい年の男性がお母さんと手をつないで歩いている光景もよく目にする。女性同士で手をつなぐケースもよくあるが、必ずしもレズビアンのカップルというわけでもない。
カラオケやゴーゴーのペイバーでもないのに男女二人っきりで食事へとよく行く、というのもまったく深い意味はない。
鉄板の脈あり判断基準とは
じゃあ、何があれば脈ありサインなんだ!?と思われるかもしれないが、なかなかこれがあいまいな国民性で、いつのまにかつきあっていることになっていました、というケースも多いので難しい。
可能性がかなり高いのが、キスを許すこと以外では、彼女のFacebookにあなたと一緒にいる写真が載っていることだろう。
タイ人のfacebook依存度はとても高く、facebook上で調べ物をしたり、商売をし、就職活動までしてしまうくらいである。要するにプラットホームになっていて、Googleなどで検索することすらうまくできない人もいるくらいだ。
大人の日本人にとっての会社の名刺みたいなもので、その人の社会的立場を明らかにする役割をしている。だからそんなFacebook上にあなたの写真をあげていたら、「私の恋人はこの人ですよ」とタイ全土に告知しているようなものだ。
タイ人女性が男性を束縛する深層心理はもしかして?
たとえば、こんな経験はないだろうか? 未婚のタイ人女性と連絡先を交換して、その娘のFacebookやLINEのタイムライン投稿写真をみてみると、不自然なほど男性が写っていないのに気がつく。やたら女性同士で集合写真をとっていたり、女同士で食事をしている写真ばかりである。レズビアンなのか?と思うほどだ。
もちろん、これは非公開にして男がいたとしてもその影をあえて隠しているのである。
もし交際している男性がいても、よほど関係が深くないと一緒にいることをにおわせる写真は公開しない。これは、日本人女性だと同性からのやっかみがこわいから、という理由だったりするところだが、タイの場合はFacebookの存在が、それだけ重いということなのである。
そこへ登場できたら、あなたが絶対的な存在になっているということだ。
でも逆に言えば、もう、逃げられないということ・・・
タイ人女性が男性の浮気を徹底的に疑ったり、束縛をしてきたり、別れ話がこじれやすい理由は、“タイ人女性は情が深いから”という理由で説明されていることが多いけど、多分、メンツ的な部分が大きいのかもしれない。
“Facebookで彼氏だと全フォロワーに宣言した男に浮気された、あるいは逃げられた”という屈辱を許せないからなのだろう。 くれぐれもお気を付けいただきたい。