
タイ・バンコクの日本人街のタニヤ通りには、独特の“タニヤ語”がある。知っておけばタニヤ遊びも股間も盛り上がること間違いなし!?
延長【えんちょう】(日本語)
日本語の“延長”のこと。1時間単位で飲む時間を延ばすことができる。タニヤのカラオケでは、タイ人スタッフもよく知っている日本語である。
<使いかた例>
(カラオケで女の子と大いに盛り上がっていると…)
チーママ 「延長しますか?」
あなた 「もうちょっと飲んでいくかな。じゃ、延長!」
タニヤ娘 「エンチョーってどういう意味デスカ?」
あなた 「もっと、長くなるっていうことだよ。」
タニヤ娘 「Hmm… アナタ、ベッドの上も、もっとエンチョーしてネ♥」
あなた 「…ハイ、今晩は、頑張ります…。」
<解説>
日本語の“延長”という言葉がタニヤのカラオケでは、そのまま使われている。
タニヤ通りのカラオケ店では、セット料金システムの店が多い。
たとえば“1時間で700バーツセット”という店の場合、お客はビールやウィスキーなどが飲み放題になり、これに女の子やチーママらにごちそうするドリンクや、特別な飲み物(罰ゲームで使うテキーラセットやワインなど)を頼んだ場合はプラスされる、という料金形態になる。
1時間単位が基本なので、1時間が過ぎると「延長しますか?」と聞かれるのだ。
店によっては延長確認でいちいちお客に声をかけない店もあるので、次の予定があるとか予算が決まっているなどで早い帰りの場合は、あらかじめスタッフに「〇時間で帰るから、声をかけてください。」と頼めばよい。
延長料金の相場システムについてだが、セットで飲んだ場合で延長すると、料金は、さらに同じセット料金がかかる、という単純明快なシステムだ。
たとえば1時間700バーツセットの店で延長を2時間して合計3時間飲んだ場合は、700バーツ×3時間=2,100バーツ、という計算になる。これに女の子ドリンクや個室を使った場合は個室料金などが加算される。
延長したからといって、少し安くなるとか、逆に割高になるということはないので、盛り上がりに合わせて決めればよい。
30分早く切り上げても、1時間分のセット料金が請求されることが普通だ。
延長をすべきかという問題だが、初めての女の子をペイバーする場合は、時間に余裕がないわけでないなら、1回は延長することをお勧めする。つまり2時間以上飲んでいくということだ。じっくりコミュニケーションをして女の子と打ち解けておくと、ホテルでの過ごし方やサービス具合が、まるで違ってくるからだ。
これは、女の子の立場にたって考えれば想像しやすいことだが、その日初めて会った外国人男性がどんなキャラクターの人かよく知らないまま、二人っきりになるということになれば、誰だって緊張が解けないものだ。あなたがどういう人なのか、わからないからだ。
同じ日本語を話して文化も同じ日本人の女の子とは、事情が違うのである。
そのかわり、タイ人女性の特性として、いちど打ち解けると一気にガードが緩くなる。
タイのカラオケ店内での女の子とのコミュニケーションは「言葉の前戯」だと思って接すると、きっと楽しい夜になるので、手を抜かないことをおすすめしたい。