
タイ・バンコクの日本人街のタニヤ通りには、独特の“タニヤ語”がある。知っておけばタニヤ遊びも股間も盛り上がること間違いなし!?
ジャオチュー【じゃおちゅー】เจ้าชู้ (câo cʰúu)
タイ語で浮気者、という意味である。
<使いかた例>
(なにやら今夜は修羅場のムード。)
タニヤ娘 「アナタ、他のカラオケの子とディスコに行ったでしょ~(怒)」
あなた (何で知っている…?)「あれは、先輩のつきあいだよ。飲んだだけ。」
タニヤ娘 「ジャオチュー!!!」
あなた 「…ピカチュー!」
タニヤ娘 「カワイイ♥…じゃない! ごまかすなー! チ○チン切るヨ!」
<解説>
タイ人男性は、浮気をする確率がとても高いらしい。派手なケンカで警察が出る騒ぎになったというニュースも珍しくない。
タイ語で浮気者のことを「ジャオチュー」เจ้าชู้ (câo cʰúu)という。
「ジャオ」が人を表す単語で、「チュー」が浮気を意味する。
でも、これは「浮気者」というプレイボーイみたいな人のことを言うときの言葉で、一般的な「浮気」という単語自体は別の言い方がある。
「浮気」は、ノークジャイ นอกใจ (nɔ̂ɔkcai)という。
「ノーク」は“外に”、という意味で、「ジャイ」は“心”。
たしかに、心が家の外にフラフラ出て行っている感じをよく表した言葉である。
浮気者が多いタイ人男性を身近にみているので、タイ人女性はパートナーの浮気への嗅覚が、とてもするどいという。
普段、自分からはろくに連絡をよこさないオキニ嬢が、他の女の子と遊んでいるときに限って急にLINEでビデオ通話をしてくる・・・・。
タニヤ七不思議のひとつである。
タニヤ通りを歩いている日本人観光客も、時々、通りをまっすぐ歩かないで、途中で急に脇道に入ったりして遠回りして歩いている人がいたりする。
知っている人がそういう歩き方をしているので「どうしたのですか?」ときくと、
「いや、あの店の、おねーちゃんと今、ちょっと、めんどくさいことになっててさ…」と、小声で言う。視線の先には、店の前に仁王立ち状態になって誰かを探しているような、こわい顔した可愛い娘が…。
自由恋愛が楽しいバンコク・タニヤの夜遊びだが、あまり、はめを外しすぎると、こわーい修羅場が待っていることも。
この、良くも悪くも情が深いというところが、タイ女性の魅力である。