
タイ・バンコクの日本人街のタニヤ通りには、独特の“タニヤ語”がある。知っておけばタニヤ遊びも股間も盛り上がること間違いなし!?
ギン【ぎん】กิน (kin)
タイ語で、食べる、飲む、という意味である。
<使いかた例>
(カラオケで飲み終わって、女の子をペイバーで連れ出したときに…)
あなた 「今晩はディスコに行く?それともメシにする?」
タニヤ娘 「ヤーク・ギン・カーオ!」(ごはん食べたい!)
あなた 「え? 今、何て言った?」
タニヤ娘 「ギン! ギン! だよー」
あなた 「え、もうギンギン? じゃあホテル行く?」
タニヤ娘 「うー! 知ってるくせに、バカー!!」
<解説>
会話でよく使う基本的なタイ語のひとつなので、タニヤのカラオケのスタッフや女の子たちが、口にするのを聞いたことがあるはずである。
ギン กิน (kin)は食べるという意味である。
タイ語でカーオはご飯、という意味なので、「ギン・カーオ」というフレーズは、「ご飯を食べる」という意味になる。
正式なタイ語の語学テキストを読んでいると、食べるが「ギン」で、飲むは「ドウーム」ดื่ม dwwm と書いてある。
だから、タニヤ通りには昔「ドウーム」という名前のカラオケ店があったくらいだ。
でも、実際の現地の人たちの話し言葉のなかでは、飲む場合も「ギン」を使うことが多い気がする。
たとえば、「ギン・ラーオ」(酒を飲む)というような感じである。
日本語でも、“酒を、かっ食らう”というような言い方があるのと同じで、飲み物の場合でも食べるというフレーズを使うというのは、話し言葉のなかでは自然なことなのだろう。
タニヤのカラオケ店やバーなどでは、「ギン・ビアー・マイ?」(“ビールを飲みますか?” ・・・文末の「マイ」は疑問形の意味。)とチーママやホステスの女の子が言ったりするのを耳にすることがあると思う。
女の子を店から連れ出すと、デートや飲み直しに行くわけだが、そのときに、「ギン・アライ?」(“何を食べるの?”・・・「アライ」は何?という意味。)と女の子に聞いてあげると、優しくエスコートしてくれるということで女の子のポイントを稼ぐことができますぞ。
タニヤ通り近辺には、日本食、タイ料理、パスタなどのイタリアンなど飲食店がたくさんあるので、「ギン」は覚えておくと便利な、よく使うタイ語の単語である。
ちなみに、会話例で「ギンギン」というせりふがあったが、ギンギンとかムラムラする、という言いまわしは、タイ語にもある。
いろいろあるが、「ヤーク ミー」 อยากมี(yàak mii)という言い方がある。
これは、本来はエッチな意味ではなく、~したい(ヤーク)+ある(ミー)で「ありたい・持ちたい」という意味だ。でも暗にエッチなことをしたい、という裏の意味がある。日本語で言うと「やりたい」と同じだ。