
タイでは新型コロナウィルス(COVID―19)の対策のための非常事態宣言が2020年の8月末まで延長となっている。その一方で、居酒屋やレストラン、買い物をするショッピンモールや美容室、マッサージ店、そしてバーやカラオケなどの娯楽施設も営業の再開が認められて1か月以上が経過した。
現在の、タニヤ通りから近いエリアのデパートや買い物施設のオープンの状況様子についてお伝えしたい。
サイアムエリアのデパート・ショッピングモールの様子
サイアムはデパートや若者に人気のショッピングモールや飲食店が並ぶ、バンコクの中心の繁華街である。タニヤ通りの最寄り駅であるBTS(スカイトレイン)サラデーン駅からも2駅の距離である。
セントラルワールドやサイアムスクエア、サイアムディスカバリー、MBKなどの大型のデパートがある。
これらのデパートは通常通り営業を行っている。
入り口では、「タイチャナ」と呼ばれる、携帯電話でQRコードを読み取って入場・退場を記録するアプリケーションでのチェックインが求められるが、もしアプリケーションをダウンロードしていないとか、使いたくないという場合は、入口においてある紙に名前と連絡先を書けばよいことになっている。
そして、スタッフが非接触型の体温計をこちらへ向けて検温をしてくるが、サイアムなどの大型施設だと、赤外線モニターに入場者の体温が映し出されるという自動システムになっている。
そして、手指の消毒をすれば中へ入れる。マスクをしていないと警備員に止められるので注意が必要だ。
デパートの中には洋服屋や雑貨店などの店舗がたくさん入っているが、これらの店舗の中に入る場合にも、もう一度、体温チェックと携帯電話でのチェックインが必要な店は多い。
それ以外は、閉店している店もなく、以前と変わらない様子である。
シーロムコンプレックスの様子
タニヤから最も近いデパートは、BTS(スカイトレイン)サラデーン駅直結の、「シーロムコンプレックス」である。
ここも、入り口での検温、スマホでのQRコード読み取りチェックインが行われている。
シーロムコンプレックスは、1階から入ると、洋服店やスターバックス、化粧品売り場があり、BTSの駅から入れる2階以上は、無印良品ややダイソー、飲食店などがあるが、どの店も通常通り営業している。
飲食店の場合はテーブルにアクリル板のシートが設置されていたり、座れる場所が限定されていてバツ印があったりするが、他の場所にある飲食店と同じである。
印象としては、タニヤエリアから近いデパートやショッピング施設は、ほぼ通常と変わらない営業をしており、特に買い物ができないなどの不便は感じられなかった。
少しずつ日常生活が戻ってきているという様子である。