
2022年7月からのタイへの入国規制の緩和と、ナイト娯楽の営業規制の終了で、タイ全土の夜の繁華街は徐々に賑わいを取り戻しつつある。
タニヤ通りでも営業を再開する店が日に日に広がっていき、夏休みシーズンに合わせて久しぶりのタニヤカラオケ巡りをする日本からの訪問者も増えている。
さいごにタイ・タニヤ通りを訪れたのがコロナ発生前、という人にとっては、2年半ぶりということになるが、タニヤは大きく変わっている。
タニヤ通りにおけるカラオケ店・バーの、コロナ前の2019年頃から変化した現在最新の状況をまとめる。
<現在のところ閉店が確認された店>
※コロナ前の2019年頃に閉店していた店も含む。
「ルームメイト」「さくらドロップス」「888」
「ラベンダー」
「川クラブ」「F1」
「クラブD」「クラブパンダ」「クラブオリーブ」
「スナックあん」
「アイラック」「オーロラ」
「Satica」
「マリリン・モンロー」「クラブシナモン」「LUCKY」「マダムJ」
「ゆめ」
「八重」
「Wood Ball」(バー)「Hootersタニヤ店」(バーレストラン)「ファミリーマート」(コンビニ)
2年半にわたる新型コロナによる規制は、一時的な営業再開時期もはさんだが、大変な打撃をカラオケ店に与えた。このコロナ期間中に閉店した店はこのように少なくない。
現在、休業中の店も今後閉店となる可能性もあるので、この数は増えるかもしれない。

<移転した店>
「クラブエゴイスト」 → 旧「スナックあん」跡地へ移転
「クラブ天使」→ 旧「JUJU」跡地へ移転
「きらら」→ 旧ファミリーマート跡地へ移転
「U-smile」→ 旧「Satika」跡地へ移転
「アテッサ」→ 旧「クラブシナモン」跡地へ移転
「マーメイド」→ 「クラブM」へ移転
「KANPAI」→ 同じビル2Fへ移転
「Sofia」→ 旧「ラベンダー」跡地へ移転
コロナ期間中に、営業ができない中でテナントの空家賃を払い続けるのは各店にとって大変な負担であった。理解のあるビルの大家は休業中は家賃を大幅に下げるなど協力体制をとっていたようだ。
しかしカラオケ店のなかには、コロナ後を見越して”損切り”を決断し、賃貸契約を解約して一旦、閉店したところもあった。そうした店がコロナ明けと同時に、温存していた資金で新天地で営業を再開したのが、この移転組である。
<コロナ期間中・明けに新オープンした店>
「八坂」 ※旧「888」跡地でコロナ期間中オープン。
「ショーミー」 ※旧「ルームメイト」跡地でコロナ後オープン。
「VICTORIA」 ※旧「クラブD」跡地でコロナ後オープン
「乙女」 ※旧「クラブパンダ」跡地でコロナ後オープン。
「ダイイチ」 ※旧「LUCKY」跡地でコロナ後オープン。
「CATS」 ※旧「Sofia」跡地でコロナ後オープン。
「SENA」 ※旧「ゆめ」跡地でコロナ後オープン
コロナ後に家賃が下がり空いた店舗を狙って、新規参入の投資家や休眠していたママが、コロナ明けのタイミングで新オープンに打って出たケースである。
なかには、元カラオケ嬢が、この機会に新たなパトロンを見つけて経営者・ママに鞍替えして独立したという場合もあるだろう。新店を覗いてみると、意外な懐かしい顔と再会できるかもしれない。
以上が、最新のタニヤのカラオケクラブの状況である。
これ以外の店は元の場所で営業を再開しているか、営業再開準備中である。ただし、同じ店名で営業を再開していてもオーナーやママが変わり、以前と女の子やシステム・雰囲気が変わってしまっているケースもあるので、利用の際にしっかり確認して頂きたい。