
タニヤ通りではコロナ規制のあとの復興がめざましいが、近くにあるパッポン通りもにぎわいを取り戻している。春休みシーズンの2024年2月~3月のパッポン通りの状況についてお伝えする。
パワーアップしたパッポンナイトマーケット
パッポン通りといえば、夜の時間帯にストリートを埋め尽くした、お土産の露店「パッポンナイトマーケット」が昔からの名物だ。こちらは昨年の段階から復活をしているが、コロナ前とは異なり、3箇所にブースを分け、ナイトマーケットの露店、飲食のできるビアガーデン、そしてお祭りの縁日のような屋台のスペースを作っている。
大麻や大麻ドリンクを売る店も目立っている。
これにより、パッポン通りに滞留する人が増え、屋台で夜食を買うゴーゴーバー嬢や、ビアガーデンスペースでビールを飲みながら通り沿いのゴーゴーバーを眺める観光客など、活気がある通りになっている。
ゴーゴーバーの状況
ゴーゴーバーやバービアの状況はどうだろうか。
料金はシンハービールやLEO、TIGER、ハイネケンなどが170バーツ、ウィスキー170バーツ、コーラなどソフトドリンクが130バーツ(キングスキャッスル)である。
コロナ前は150バーツほどだった店も合わせて若干値上がりしている。
バーファイン(ペイバー代)は店へ500バーツ、ショートで3,000バーツである。(店による)メイン通りにある「キングスキャッスルI」「キングキャッスル2」「RADIO CITY」などのゴーゴーバーが営業を再開。「Thigh Bar」や、表通りからも様子がみえるラウンジバー「Muzzik Cafe」も大きな音で生バンドが音楽を演奏している。ディスコの「トワイロー」はコロナ中に閉店してしまっている。
パッポン2では新しい店が続々登場
裏通りのパッポン2では「Bada Bing」、SMショークラブの「BarBar」、そして小さなバービア群が営業を再開している。
さらに、コロナ後に以下の店が新オープンしている。
「Kinky Girls」
以前は「Strip2.0」というパッポンで唯一の日本人オーナーの店があったが、閉店してしまい、新しい店に変わっている。「VIRGIN」
パッポン2の24時間営業のスーパー「フードランド」の向かいは、以前は「グラマー」というちょいぽちゃ系ゴーゴーバーだったが、新しいゴーゴーバーがオープンしている。
パッポン通り2の名物、空中回廊が有名な「BLACK PAGODA」はコロナ後にいったん復活したが2023年に入って閉店してしまっている。あの空中回廊は目立って集客力があるので今後新しい店が入ることが予想される。
スラウオン通りに面した「ピンクパンサー」も営業中。名物の「ムエタイショー」も毎日22時30分から行われている。システムも以前と同じで、ドリンク一杯を注文すれば入店でき、時間になったらゴーゴー嬢が一旦ひっこみ、店内に特設リングが設けられる。ムエタイボクサーへのチップも以前通り一選手につき100バーツずつのままだ。このほか、アーケードの中の小さいバービアやビリヤードバー、フェラチオバー、ゲイバーも復活してにぎわいをみせている。
このようにパッポンでは閉店した店、復活した店がある一方、新しいスポットも増えている。通りには建設工事中の店もあり、2024年はタニヤ通りと同様、新しい街へと進化していく様子がみれるだろう。