
タイは6月から10月末までが雨季となる。雨季にタイに観光に行きバンコクのタニヤやパッポン通りで夜遊び観光をする場合は雨が降る時間帯をどう過ごせばよいのだろうか。服装や持ち物はどうすればよいのだろうか。タニヤ・パッポンエリアでの雨季の観光や雨宿りスポットなどについて説明する。
タイの雨季の長さと様子
タイは6月から10月末までの雨季、11月から2月までの乾季、3月から5月までの暑季の3つの季節がある。雨季は半年近くあるが、日本の梅雨とは異なる。
雨が降るときは熱帯らしく激しいスコールになるが、たいていは1、2時間ほどで雨はやむ。日本の梅雨のようにじとじとと1日中降っているということはない。
雨季といっても1日1回か2回、1、2時間ほど降ればもう降らないので、雨が降っている間だけ外に出たり移動をしなければすむ。また、毎日降るわけでもなく、2,3日に1回程度である。
雨季の服装
雨季のバンコクの平均気温は33℃前後。暑季の35℃よりは少しだけ涼しくなる。
服装だが、上は半そでシャツかポロシャツ、Tシャツでもよいだろう。下は七分丈かハーフズボンでよいだろう。
大雨が降ったときに傘に隠れていてもシャツやズボンの先は濡れてしまうかもしれないので、蒸し暑さと合わせて考えると短い丈のものがよいかもしれない。
タイの道路は水はけが悪いので、足を水たまりに入れてしまう可能性がある。濡れたり汚れることを前提にして、乾きやすいサンダルばきにしてもよいだろう。
寺やディスコに行く場合
ただし、寺に観光で見学に行く予定がある場合は、服装の制限がある。
男性はタンクトップ、派手な柄のシャツ、短パン、サンダル、サングラス、帽子
女性はタンクトップ、キャミソール、ショートパンツ、ミニスカート、サンダル、ヒール、サングラス、帽子がNGの格好である。
また、夜にカラオケ嬢などとデートでディスコに行く場合は、サンダル・タンクトップ・半ズボン禁止というドレスコードがあるので、考慮に入れておいていただきたい。
雨季の持ち物
傘はタニヤやパッポンのセブンイレブンやファミリーマートなどで、ビニール傘や折り畳み傘も手に入るので、日本からわざわざ持っていく必要はない。
しかもスコールになると傘をさして歩いても猛烈な雨しぶきでびしょびしょになるので、普通は出歩かない。
あくまでも、雨宿りできる場所が近くにないときの退避中に使う程度だと考えておこう。
他の持ち物としては、濡れた体で室内に入ると冷房がとてもきいているので風邪をひく可能性があるので、汗を拭いたり雨に濡れた時に備えて小さいタオルがあれば便利だ。同様に、涼しい室内に入った時のために羽織るシャツがあれば万全だろう。
観光地などで長く外にいる予定の場合は、カバンに折り畳み傘とタオルを忍ばせておくといざというときにあわてないですむかもしれない。
タニヤ近辺での雨の時間の過ごし方
お伝えしたように、タイのスコールはとても激しい反面、1,2時間ほどでやむので、雨が降りだしたら無理に移動したりホテルへ戻ろうとせず雨宿りをしていたほうがよい。
雨宿りをするスポットとしてはこのようなところがある。
昼間のタニヤ・パッポンの雨宿りスポット
タニヤプラザ
タニヤプラザは1階から4階まで、多くのゴルフ用品店が入っている。ほとんどがゴルフ関係の店だが、少しだけタイの雑貨を売る店やアンティークショップ、タイ語や洋書だが書店などもある。タイ旅行のおみやげを探しがてら、館内を散策してみてはどうだろうか。
カフェに入る
タニヤエリアにはいくつか雰囲気のよい喫茶店がある。
無料WIFIスポットでもあるので、小一時間ほどお茶を飲みながら調べ物をする時間にしてもよいだろう。
→タニヤ通り近辺で待ち合わせや商談に便利・WIFIカフェ喫茶店一覧
シーロムコンプレックス
タニヤ通りをシーロム通りに出て左折、薬局の「ツルハドラッグ」の前の歩道橋を昇って、反対側へ行くと、デパートの「シーロムコンプレックス」の2階部分に接続している。
このなかにはたくさんの雑貨店、洋服の店、文房具店、日本料理の店ややスターバックスなどの喫茶店があるので、館内をぶらついていれば1時間くらいは退屈せず時間をつぶせる。
散髪に行く
タニヤエリアにはいくつかのヘアサロンがあるので、この機会にタイの地元の床屋・美容室へ行って散髪をするというのもおもしろいだろう。
→タニヤ近辺の日本人も利用可の床屋・美容室・ヘアサロン場所料金一覧
夜のタニヤ・パッポンの雨宿りスポット
居酒屋に入る
タニヤ通りは日本食のレストランや居酒屋がたくさんある。ゆっくり食事をしていればたいていの雨はあがるはずなので、先に夕食を済ませてしまうというのも時間の効率的な使い方だろう。
カラオケやゴーゴーバーに入る
お伝えしたようにタイの雨は、激しく降っても1、2時間ですぐあがるので、タニヤ通りのカラオケやパッポンのゴーゴーバーに気にせず入って飲み始めてしまえば、飲み終わって嬢を連れだすころには、ちょうど街を歩けるようになっている。
また、カラオケやゴーゴーバーに入ってしまってから帰る時間帯に雨が降りはじめてしまっても、店のスタッフやチーママに言えば、タクシーを店の前まで呼んでくれたり、傘を買ってきてくれるので、心配はないだろう。
以上が雨季のタニヤ・パッポンエリアでの過ごし方や雨宿りスポットの情報である。
雨季といっても、短時間の雨さえかわせば、暑気よりも涼しいので観光にはむしろちょうど良かったりする。タイ旅行での過ごし方の参考にしていただきたい。