
バンコクに海外出張や観光に来たときに、鍵が必要になることがあるかもしれない。たとえば、ホテルなどにスーツケースなどの荷物を置いたまま出かけたいが、鍵が壊れていたり不十分なので頑丈な南京錠が欲しいとか、拠点として借りたマンションの合鍵を作りたい、というケースだ。
タニヤにも錠前店があるので、品ぞろえなどをご紹介する。
合鍵の製作の値段
タニヤ通りの端、シーロム通りと交わるところの角の路上に、小さなプレハブの店舗が並んでいる。美容室や、ジュース屋などだが、シーロム通り側から2軒目に鍵屋がある。
ここではコピーキーを作ることができる。
店舗には、おじいさんの店主が座っているが、複製してほしい鍵をもっていくと、その場で金属を削る機械を動かして、合鍵を作ってくれる。
普通のマンションやホテルで使うような鍵や、大型の南京錠に使う鍵も複製が可能だ。
たとえば、あなたがタイでビジネスを始めたり、タイに来るときの拠点として部屋を借りたとき、紛失に備えた予備としてスペアキーを作ったり、あなたがタイに不在のときに現地の業務を任せるスタッフが出入りできるようにコピーキーを作っておきたいという場合には便利だろう。
場所柄、お気にいりのタニヤ嬢に、マンションを借りてあげた時に合鍵を持たせたい、などという人もいるかもしれない。
普通の鍵(ディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠など)であれば、1本40~50バーツ(約132円~165円)で複製が可能である。
日本では、鍵の複製は1本あたり500円~1000円くらいするので、たまたま日本で使っている鍵をコピーしたいや大量にある場合は、タイに仕事や観光で来たついでに、鍵を作ってしまうのもよいかもしれない。
作業時間は1分ほどで、実際作ってもらったが、しっかり使える質の良い仕事だ。
旅行用バッグの管理などに便利な錠前も販売
合鍵の作製だけではなく、鍵の販売も行っている。
小さい店の中には、南京錠や、ナンバーのダイヤルをまわしてあわせるタイプの錠が売られている、スーツケースのファスナーのところに取り付けることができそうなサイズだ。
このほかは、チェーンやワイヤーなども置いているので、南京錠と組み合わせて、大きなものを柱などに括りつけたり、自転車などにも使えそうだ。
丸い形のドアノブ自体を金属のフタで覆ってしまうタイプの鍵もある。
鍵穴を隠してしまうことができるので、ピッキング対策になる。
海外の防犯対策に役立つだろう。
営業時間は、個人経営の店なので厳密ではないが、9時ころから18時ころまでである。
日曜祝日は休業。
店主はタイ語しか通じないが、鍵を1本作ってほしいなら指1本を立ててみせるなど身振り手振りで意味は通じる。