
バンコクでシャワーを深夜・早朝に使える場所はないだろうか。たとえば、その日の深夜便で日本へ帰国するのでホテルはもうチェックアウトしてしまったので空港に行く前にシャワーを浴びておきたいとか、これからカラオケやゴーゴーバーに飲みに行こうとしているが移動で汗をかいてしまいホテルへ戻るのも遠いので汗を流せるサウナみたいなところはないか、という場合だ。
タニヤ通りのすぐ近くにある2カ所のシャワースポットをご紹介したい。
老舗のタイマッサージ店・有馬温泉のサウナ
有馬温泉は、タニヤ通りとパッポン通りの間にあるタイ古式マッサージの大型店だが、サウナ風呂も利用できる施設なのだ。(風呂利用は男性のみ)
行き方は、タニヤ通りをスラウォン通り(BTSサラデーン駅とは反対側)へ出て左折。100mほど進んで左に「サリカカフェ」というレストランがある路地を左に入ると手前から2軒目が「有馬温泉」である。大きく日本語で「有馬温泉」という看板が出ているのですぐわかる。BTSサラデーン駅からは4分程で行ける。
1階の受付で、「サウナオンリー」と言って上の階にあるサウナへ案内してもらう。
料金はサウナ+入浴が500バーツ。(1時間)
風呂上がりの主なオプションは以下の通り。
タイマッサージ 60分350バーツ
ヘッドマッサージ 60分350バーツ
足つぼマッサージ 60分350バーツ
あかすりセット アカスリ20分+入浴40分 700バーツ
施設は、サウナルームと湯舟・シャワーフロアに分かれている。
このようにとても小さいが湯舟が3つある。タイ人は風呂でお湯につかるという習慣がない(シャワーですら常温の水である)ので、とても貴重な設備だ。完全に日本人観光客向けの施設である。湯の温度も熱すぎずぬるすぎず適温。
フロア内にTVがあり、日本の漫画も読める。まるで日本のヘルスセンターみたいな雰囲気だ。
歯ブラシやかみそりも無料で使える。
あかすりの場合は、アカスリのおじさんが出てきてタオルで力いっぱいこすってくれる。終わったら100バーツチップをあげよう。
有馬温泉はタイマッサージ店としても腕もよいという評判なので、マッサージを受けていくのもおすすめだ。
深夜1時まで営業なので、時間を気にせず利用できる。
有馬温泉
営業時間 朝9:00~翌1:00
駅前の穴場・SLEEEP SILOMのシャワー
タニヤ通りの向かい・BTSサラデーン駅から徒歩1分の駅前というアクセスにとても便利な場所に穴場的なシャワーが使える施設がある。
「SLEEEP SILOM」(スリーープ・シーロム)というカプセルホテルなのだ。ホテルならシャワーが使えるのが当たり前、と思うかもしれないが、日帰りシャワー利用ができるプランがある。料金は1時間450バーツだ。
行き方だが、タニヤ通りからタニヤプラザとも接続しているBTSサラデーン駅の階段を上って高架へ。シーロ通りの反対側へ降りる左側の階段を降りてUターンし、最初にある左側にある路地の奥にある。位置的にはタニヤ通りのほぼ真向かいになる。マッサージ店や「SILOM ONE」というホテルの隣にある。

1階入り口で、「1Hour」と告げて手続き。
料金は1時間450バーツ
4時間600バーツ
8時間750バーツ
もちろんホテルなので、カプセルスペースで仮眠・宿泊が可能だ。軽食付きのプランもある。パスポートを提示してチェックイン。
手続が終われば2Fのロッカーフロアへ案内される。
大きな荷物のある場合は、ここのナンバーを入力するロッカーに荷物を保管できる。
このロッカーにタオルとスリッパがあるので、もって、上の階へ。カプセルホテルのフロアが並んでいるが、その隣のフロアにシャワールームと更衣室、トイレ、洗面所があるスペースがあるのでそちらへ。
更衣室で服を脱ぎシャワーへ。
シャンプーとボディーソープは無料。カミソリや歯ブラシはないので必要であれば、あらかじめタニヤ通りのセブンイレブンで入手しておこう。
シャワールームはネットカフェなどにあるような簡易的なものだが、2019年にオープンした新しいホテルなので、とても清潔である。
シャワーを浴びた後は、更衣室で無料のドライヤーが使える。
そのあとは、時間内はホテル内にいることができるので、2階のロッカースペースのイスに座ってWIFIで調べ物をしていてもよいだろう。
カプセルホテルとして格安の宿泊をしたいという場合や仮眠をしていくという本来の利用法もおすすめだ。なかなかスタイリッシュな雰囲気できれいである。カプセルは、照明やエアコンを自室で調整ができ、目覚ましタイマーもあるのでただ寝る場所がほしいという場合には激安で駅前一等地で宿泊できるメリットは大きい。男女でフロアが分かれているので女性のバックパッカーでも安心だ。
シャワーを浴びるだけでも、BTSサラデーン駅前でタニヤまで徒歩2分という立地の良さはとても便利だ。バンコク内にはいくつか風呂の施設があるが、アクセスのしにくい奥にあったりするので、移動でまた汗をかくということもない立地は貴重だ。ホテルなので何時に行っても利用できるというのも助かる。
SLEEEP SILOM
営業時間 24時間