
タイ観光といえば、地元にある市場を歩くのも楽しい。バンコク最大の市場であるチャトチャックウィークエンドマーケットや、ラチャダー鉄道市場、パッポンナイトマーケットなどが有名だが、これらは夜や週末限定のものだ。
昼間からやっていてタニヤ通りから近い市場である「シーロム・ソイ10市場」をご紹介したい。
タニヤから市場への行き方
「シーロム・ソイ10市場」への行き方は、タニヤ通りからシーロム通り(BTSサラデーン駅側)へ出て右折。そのままBTSの高架に沿って歩道を進む。そのうち、パッポン通りの入り口や、バンコク・クリスチャン病院を通り過ぎると、大きな交差点の手前にセブンイレブンが見えてくる。そのセブンイレブンの路地を進むとそこが市場になっている。タニヤ通りからは600mほどなので徒歩6,7分くらいの距離だ。
このあたりはシーロム・ソイ10という住所になる。

市場の営業時間
「シーロム・ソイ10市場」は朝9時くらいから夕方17時頃までやっている。
市場は、雑貨エリアと飲食エリアに分かれている。
市場全体が古い体育館のように屋根がついているので、露店とはいえ雨の日も問題なく観てまわることができる。
迷宮のように日用品が並ぶエリア
雑貨エリアには、小さな露店が所狭しと並んでいて、まるで迷宮のようだ。
多いのは洋服を売る店。男性・女性それぞれの服がある。あとは、バッグや靴を並べる店、腕時計屋や革細工、台所用品、本屋まである。携帯電話のケーブルや充電器、電気小物やペンチや工具などを売っている店はまるで、パンティップやバンモーなど秋葉原の電気街みたいな雰囲気でおもしろい。
これらの店は露店形式だが、隅の方には実店舗も少し並んでいて、そこにはメガネ・コンタクトレンズ店や、ヘアサロンまであったりする。
土産物店というよりは、完全に日常の実用品ばかりが並んでいる。
タイのローカルフードは大体ある!
奥には、飲食店エリアがある。ここにはずらりとタイのローカルフードの屋台が並んでいて、まるでお祭りの縁日みたいな雰囲気だ。
焼き鳥や、揚げ物、パッタイ(タイの焼きビーフン)、タイラーメン、カオマンガイ、チャーハンなど、タイのローカルフードが出ている。料金は40バーツ~80バーツ(約132円~264円)と激安だ。フードコートのようになっていて、自由に使えるテーブルとイスが並んでいるので、ここで食事をしてもよいし、クーラーのない蒸し暑さなのでテイクアウトにしてもよい。
ご飯だけではなく、ワッフルやパン、甘い餅のようなお菓子もあり、フルーツジュースやコーヒー、タイティーもあるのでタイのローカルフードはたいていのものがそろっている。
昼休み時間になると、近隣のオフィスから出てきた大勢のOLたちで通路には行列ができるほどにぎわう。
観光客向けではないが、昔ながらの東南アジアの活気ある市場の雰囲気があるので、写真撮影など“インスタ映え”観光スポットとしては面白いだろう。
観光地やタニヤ・パッポンなどの夜遊び繁華街ではない、普通のタイの人々の生活の様子を見たいならおすすめかもしれない。
シーロム・ソイ10市場
営業時間9:00~17:00 月曜~金曜日