
タニヤで女の子を連れ出したが大人のムードで口説きたいとか、一人で飲み直せるバーに行きたい、ということがあるかと思う。そんなときに便利な、雰囲気の良いジャズバーがあるのでご紹介したい。
行き方は、タニヤ通りからシーロム通り(BTS高架鉄道のある通り)に出て右折。パッポン通り側に向かって進む。ドンドンドンキ、マクドナルドを通り過ぎ、ソラリア西鉄ホテルCroom Bangkokを過ぎて少し行ったところにある土産物屋の前にこのような看板が出ている。土産物屋のビルに挟まれた細い路地を入っていくと店がある。
Groovin High Jazz Barという名前のバーだ。
店の前もオープンテラスになっていてそこでも飲めるが、店に入ると、酒瓶の並ぶカウンターと、フロアにはいくつかのテーブル席がある。
スタッフの案内に従って空いている席に座るとメニューが運ばれてくる。
このメニューが洒落ていて、英語の曲名がある楽譜になっているページがある。これは店内で歌って欲しいジャズの歌をリクエスト(390バーツ~)ようになっているのだ。
飲み物については、ジンやウオッカ、ラム酒、ワインなどが一種ではなくそれぞれいくつかのブランドが書いてある。これらはひと瓶なのでこれをベースにロックで飲むかなにかで割るかという飲み方なのだろう。メニューには単品のカクテル名は表記されていない。バーなのでもちろんカクテルは頼めるが、スタッフ(タイ人)に欲しいカクテルをスマホで書いて見せたり、「ウオッカを炭酸とオレンジで割ってほしい」などと英語で伝える必要があるのは、ちょっとめんどうくさい。
それでもオーダーしたとおりのカクテルとつまみのスナックが問題なく運ばれてきた。
カクテルの場合種類によるが一杯300バーツ程である。
ステージに目をやると、黒人のシンガーが、ピアノにあわせてジャズソングを歌っている。ジャズということもありタイのクラブにありがちな、大音量の演奏ではなくほどよい音量なので、ゆったり演奏を楽しんだり連れと会話ができる。この日は生歌とピアノ伴奏だけというシンプルな演奏だったが、ドラムセットもあるので日によっては、他の楽器を使うバンドの演奏がある時もあるようだ。
生演奏と歌唱は30分ほど続いて20分休止、というように休みを挟みつつ続けられた。
ジャズバーということで欧米系観光客が多いが、地元タイ人のお客もいて、日本人が入りにくいという訳ではない。また、ジャズバー・ジャズ喫茶というとジャズに詳しい常連ばかりいて敷居が高いイメージがあるが、ここは観光客が多いこともありシンガーの歌をスマホで録画しているタイ人客がいたりするくらいでジャズを知らない初めてのお客でも肩肘張らず気楽に過ごせる。それでいて洒脱な雰囲気だ。
静かに飲み直しするときや、カラオケのタニヤ嬢をペイバーしたがホテルに行く前に一呼吸おきたい時など、立ち寄ってみてはいかがだろうか。
Groovin High Jazz Bar
営業時間:18時~翌1時(無休)
公式サイト https://linktr.ee/groovinhigh.bkk
