
夜のバンコクは、タニヤのカラオケやパッポンやソイカウボーイのゴーゴーバーが閉まった後に女の子を連れ出しても、行くところが限られている。
一部の居酒屋かディスコぐらいしかオープンしているスポットはない。
日本の居酒屋や24時間営業のファミレスに慣れていると、タイの夜は意外と不便だなと感じることがあるかもしれない。
タニヤ通りから近くにある深夜営業のレストランをいくつかご紹介したい。
タイ焼肉「ムーガタ」が食べ放題
タニヤ通りからスラウオン通りに出て左側へ50mほど進むと、店の前にエビなどシーフードの食材を並べた店がある。
ここも深夜2時過ぎまで営業しているタイ料理店だ。1Fは通りに面した開放的なテーブル席、そして2Fには個室フロアもある。
シーフードのタイ料理の他、タイの焼肉である「ムーガタ」259バーツで食べ放題。
コロナ規制の後はとくに、深夜やっている店が激減したため、タニヤのカラオケ嬢たちが仕事帰りにこの店に集まっている様子がよく見られるようになった。
タコス・メキシコ料理の店
タイ料理はちょっと飽きたな、というときは、珍しいメキシコ料理の店はどうだろうか。
タニヤ通りからシーロム通りに出て右折。50mほど進むと、ゲイバー通りの「シーロムソイ4」がある。その入り口の角にあるのが「サンライズタコス」だ。
タコスなどのメキシコ料理やビールが楽しめる。以前は24時間営業だったが、現在は深夜2時までの営業。それでも夜が早いシーロム界隈では貴重な深夜営業の店である。
「フードランド」の24時間営業ファミレス
タニヤ通りから歩いて3分のパッポン通り2にあるスーパーマーケット「フードランド」は24時間営業だ。そのなかに併設しているレストランも24時間利用が可能な店だ。
店名は「TOOK LAE DEE」といって、チャーハンなどの簡単な中華、ミートソーススパゲティなどの洋食などいろいろそろっている店。
日本でいえばファミレスのような店なのだ。
開放的なテーブル席10卓ほどとカウンター席があって、フードコートのように入りやすい雰囲気。
メニューは写真付きで英語で書いてあるので、わかりやすい。
料理にはパッタイ(95バーツ)やトムヤムクンセット(144バーツ)などのタイ料理もあるので、タイ料理を気軽に食べてみたいけど屋台はちょっと抵抗があるなという人は、よいかもしれない。
場所柄、深夜0時以降は、仕事帰りのタニヤのカラオケ嬢やパッポンのゴーゴーバー嬢らが友達同士で夜食を食べにくるのをよく見かける。
パッポン通りのお洒落なタイ料理店「TIP TOP」
パッポン通りの中央付近、ゴーゴーバーの「キングス」の向かいにある「TIP TOP」は少し高級なレストラン。タイ料理やパスタなどがある。
もともとゴーゴーバー嬢が仕事帰りに食事をしたり、お客さんとデートする場所として作られたということもあり、深夜2時くらいまで営業している。カクテルもあるので飲み直しにも良い。
薄暗い店内はムードがあって、深夜にパッポン通りのナイトマーケットを片付ける様子を窓越しに見ながら食事を楽しめる。
「カオパットサッパロ」という、パイナップルをくりぬいた中に盛り付けられているパイナップルチャーハンなどの観光客に定番のタイ料理もあって、写真を撮るにはよいスポットだ。
パッポンの庶民派「ダービーキング」
「TIP TOP」と同じ並びにあるのがタイ料理専門店の「ダービーキング」。
この店も深夜2時頃まで営業しているが、「TIPTOP」よりはかなり庶民的な店である。
店の雰囲気もレストランというより大衆食堂だ。ちょっと小汚くてちらかっているのはご愛敬。
でも出される料理は、タイの庶民料理の定番の味だという。
観光客用の味ではないので、辛い料理は心して食べよう。