
タニヤ通りには多くの居酒屋や日本料理店がある。タニヤ通りの中央にある居酒屋「多久味」も人気のある店のひとつだが、ランチも営業をしている。
ランチタイムに出るカツカレーがボリュームがあるとのことなので、実際の料理をみてきたのでご紹介したい。
バンコクには数多くの日本料理店があるが、シーロムのタニヤ通りはそれが圧縮されたかのような通りだ。寿司、焼肉、ラーメン、とんかつ、牛丼、天ぷら、鍋・・・タニヤ通り近辺で食べることができない日本料理を探す方が難しいくらいだ。
日本の定番のランチメニューといえば、カレーライスもある。タニヤ通りにはカレーの専門店もいくつかあるが、「多久味」には、ボリュームがあるカツカレーがあるという。
タニヤ通りの中央にある店へ。タニヤ通りに面してディスプレイモニターなどが出ている店頭の格子戸を開けると目の前にカウンター席が。
刺身ケースのあるカウンターに腰かけるとスタッフが日本語の書かれたメニューを持ってくる。さっそく、カツカレー(250バーツ)を見つけたのでオーダー。
そのほかは焼き魚や刺身の定食があった。ランチの定食はおおむね200バーツ台後半、とタニヤの他の居酒屋に比べて若干高めの印象。
店の中では、日本のTV放送が流れていて時間がつぶせる。入り口付近にあるマガジンラックには、日本の週刊文春や新潮などの週刊誌やヤンマガ、スピリッツなどの漫画雑誌も並んでいた。
カウンターの中では板前が刺身ケースを開けて黙々と夜の仕込み作業をしている。
カツカレーが運ばれてきた。
たしかに、ご飯は皿に山盛りになっている。サラダや茶碗蒸しなどの小鉢もついていて、デザートにスイカもある。
カレールーは、ちょっとあっさりとした味。さすがにカレー専門店ほどのコクではないが、とんかつは、とんかつ定食を頼んだかのような大きさで分厚い。
たしかにボリュームはなかなかのものであった。
食事をしていると、タイ人の一人のお客がカウンター席に来たり、4人組のグループが二階席へ上がっていったりするのを見ることができた。決して安くはない料金ではあるが日本人客だけではなくタイ人客にも人気のようである。
多久味タニヤ店