
バンコク・タニヤ通りの近くには数多くの日本料理店が並んでいるが、日本のお菓子や飲み物をとりあげたカフェも少なくない。
現在のタイは暑季の最中で、連日猛暑が続いている。それでなくても熱帯のタイでは冷たいものが欲しくなる。タニヤ通りから近い、「アフターユー」という人気カフェについてご紹介する。
「アフターユー」はタイで人気の甘味処カフェである。数年前にブームを巻き起こしたが、その後も人気が続き、現在でもタイの若い人に「おすすめのカフェは?」ときくと、「アフターユー」をあげる人が少なくない。タニヤ通りからも近いところにあるので、タニヤのカラオケ嬢などの若い娘とお茶をするなら連れて行ってあげるとはずれがないだろう。
「アフターユー」はタイ全土で30カ所ほどに店舗を構えている。バンコクのサイアムにはサイアムパラゴンやサイアムスクエア、MBKなどにあり、そのほか、アソークやアイコンサイアム、地方ではチェンマイやウドンタニー、パタヤ、そしてプーケットにもある。
タニヤ通りから一番近くにあるのは、シーロムコンプレックスの2Fである。
タニヤ通りからシーロム通りに出て左折。薬局の「ツルハドラッグ」の前にあるBTSサラデーン駅へ昇る階段を上がって、駅の前を通ってシーロム通りの反対側へ行くと、デパートのシーロムコンプレックスの入り口と接続している。
そこから入るとシーロムコンプレックスの2F部分なのだが、前を進むと左側にある2軒目のテナントが「アフターユー」のシーロムコンプレックス店になっている。
他のエリアにある支店同様、ここも人気で、休日や午後などは席が埋まり、待つ人が並んでいる場合もあるから驚きだ。
シーロムコンプレックス店は、デパートの通路に面した部分が壁がない解放的な作りになっている。
メニューは、大きく分けると、飲みものの他は、アイス&ケーキ系、トースト系、パンケーキ系、そしてかき氷系となっている。
アイス&ケーキ系では、チョコレートケーキとアイス、チーズケーキとアイス、プリンとアイス、というようにアイスとセットになっている。甘すぎて舌が疲れるかなと思うが、逆にアイスを口にするとケーキの甘さをひんやりと流してくれておもしろい組み合わせである。ケーキもちゃんとしたもので、タイのケーキでよくある昭和のバターケーキみたいなものではない。
トースト系は、ハニートーストで要するに、昔に日本で流行った“渋谷トースト”である。
こんがり焼きあがった立方体のトーストに、抹茶やバニラ、タイティー味などの載せるアイスをいくつか選べるようになっている。パンのサクサク感に溶けたアイスクリームが染みこんで、これは今、日本で人気のあるものでいうと、コメダ珈琲店のシロノワールに通じるものがある。
パンケーキは、シロップがバターミルク、チョコレートストロベリー、ヘーゼルナッツなどのバリエーションがある。パンケーキ自体は甘さは控えめで日本テイストである。
そして、「アフターユー」の現在の人気商品が巨大かき氷である。
15㎝くらいの高さの山盛りご飯のようにつみあがった氷に上からアイスクリームのシロップがかかっている。ほうじ茶かき氷や、マンゴーかき氷、タイティーかき氷などがある。氷にも元々それぞれの味がついている。
アイスやかき氷がメインなので、暑い日中のバンコクを歩いた後は、火照った体を一気に清涼感が感じられる状態にできる。飲み物もあるが、冷たい飲み物を選ぶとさすがに頭が痛くなるので、注意したい。
かき氷に、ハニートースト、と日本で定番のデザートがタイ風にアレンジされて可愛い見た目のカフェデザートにハイブリッド進化しているということで、これはタイの人に人気が続いているのもわかる気がする。タイ観光のインスタ写真どりに、あるいは、タニヤ嬢などとの昼間のデートに、一度行ってみることをおすすめする。
<店名>アフターユー
<場所>シーロムコンプレックスの2F
<営業時間> 10:00~21:00