タイとはどんな国?
東南アジアの中心に位置するタイ。日本の1.4倍の広さの国土である。人口は6904万人。
日本・東京からは4426㎞離れていて、時差は2時間。(日本が2時間進んでいる。日本が3:00ならタイは1:00)
飛行機で約6~7時間で到着する距離。
たとえば、最終便はJALは羽田空港0:05発でタイ時間5:05到着、ANAは羽田空港0:05発でタイ時間5:00到着となる。(2020年現在のフライト)
だから連休前や金曜日の夜に日本を出発すれば、機内で寝ながら向かい、目が覚めたら朝からタイを楽しむことができる、というちょうどよい距離である。
タイの人たちってどんな人たち?
タイでは国王陛下と王室が絶大な尊敬を集めており、駅や公共の場所などでは毎日朝8時と夕方18時に王室賛歌が流され、その場にいあわせた国民は直立不動で敬意を表す。
国民の75%がタイ族で、華僑系や山岳地帯には「首長族」で有名な少数民族もいる。
94%が敬虔な仏教徒(上座部仏教)だが、南部に少数ですがイスラム教徒もいる。
仏教は大変信仰されており、徳を積めば来世に良い輪廻転生ができるという信仰から、お寺や僧侶にお布施をしたり社会的弱者に施しをする「タンブン」と呼ばれる文化がある。
仏教の儀式に由来した祝日があり、酒類の販売を禁止する禁酒日とされるほど生活に仏教が根付いている。
タイ人の気質としては、明るくおおらかで細かいことにこだわらない性格の人が多い。
日本へのイメージは大変よく、親日的な人が多いです。日本のアニメやアイドルなどの文化も若者に人気があります。温厚な人が多いので治安も良い方だ。
タイはどのくらい暑い?
タイといえば、熱帯というイメージがある。
いったいどのくらい暑いのだろうか?
年間平均気温は29℃。高温多湿でほぼ一年中、日本の7月頃の気候に近いのだが、涼しい季節もあって北部では最低気温が16℃くらいまで下がることもある。
タイにも季節がある。タイ人が言う「タイにある季節は、“暑い季節”と、“もっと暑い季節”の二つです。」という冗談をよく聞くが、一応、3つの季節に分かれている。
バンコクの場合、2月中旬から5月中旬までが暑季、5月中旬から10月中旬までが雨季、10月中旬から2月中旬までが乾季である。
雨季はスコールが激しく降るが、日本の梅雨のように1日中降ったりせず1,2時間ほどで上がる。乾季と暑季にはほとんど雨は降らない。
薄手のシャツ1枚と短パンで年中、外を歩ける。
そうはいっても観光地のショッピングモールやホテル、電車内などは冷房が強めに設定されているので、日中の炎天下を歩いたり、走るようなことをしなければ、暑くて汗だくということもない。
以上が、簡単なタイの概要や文化、気候についてである。
日本人観光客にとっては文化の面、気候や距離の面からいってタイが過ごしやすいと感じる人が多いということが、わかっていただけると思う。