海外旅行で気になるのは、現地で病気にならないかということである。タイや東南アジアへ初めて旅行へ行く場合は、どんな病気に気を付ければよいのだろうか? 旅行前に予防接種は必要なのだろうか?情報をまとめてみたので参考にして頂きたい。※2020年3月現在世界で流行している新型コロナウィルスのタイでの状況については、別の記事参照。https://thaniyacity.com/%e3%82%bf%e3%83%8b%e3%83%a4%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%81%a8%e6%9c%80%e6%96%b0%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9/post-4959/
タイで注意しなければいけない病気
日本の外務省の「世界の医療事情」によれば、タイで気を付けるべき病気は、以下の通り。
マラリヤは、タイの国境地帯のジャングルなどで発生しているがバンコクやチェンマイ、パタヤなどの都市部では感染する可能性は、ほぼない。デング熱は時折報告されているが、蚊の多い屋外で長時間過ごさない限りは、危険性は薄い。
旅行者下痢症はよくあるが、旅行で疲労しているコンディションで不衛生なものを食べたり、
コイやフナなどの淡水魚を生で食べるなどのことをせず、観光地のしっかりした飲食店を使うか、タイの地元の食堂や屋台でも十分に火の通ったものを口にすれば、問題はないだろう。
古くぎや針金を踏んで破傷風になったり、野犬やネコ、牛などの哺乳類にかまれると狂犬病になるリスクはあるが、そうした場所や動物に近づかなければ、都市部の観光地では心配はないだろう。
タイで勤務するなど長期滞在者の場合はA型肝炎、B型肝炎、破傷風の予防接種は必要とされているが通常の旅行者の場合、田舎やジャングル地帯を訪問する予定がない限りは、そこまで神経質にならなくても良いとされている。
一般的な旅行者が気を付けること
このような大きな病気よりも、よくあるのが、冷房の効きすぎによる風邪や、水や食べ物が原因の食あたりであるので注意していただきたい。
ホテルではエアコンの温度に気を付け、体を冷やしすぎたり室内を乾燥させすぎないようにしたい。
また、タイでは水道水は飲めないので、地元のタイ人もコンビニエンスストアやスーパーなどでミネラルウォーターを買っている。安い屋台で不衛生な氷を飲み物に入れないようにしたり、水道水や湧き水などを飲まないようにすれば問題ないだろう。
まとめると、不衛生なものを飲食せず、屋外では虫よけスプレーなどを使って蚊などの虫に刺されないように注意すれば、短期滞在の旅行者は体調を崩さないですむといえるだろう。
以上が「タイへ行く観光客はどんな病気に気を付ければよい?予防接種は必要?」についてである。体調に気を付けて、楽しい旅にして頂きたい。