
バンコクの観光や夜遊びをしていて、ソイカウボーイやナナプラザからタニヤ・パッポンエリアに移動する際や、タニヤのカラオケで飲んでから女の子を連れてホテルへ引き上げたり、バーやディスコへ飲みなおしに出かけたりするというとき、タクシーを利用することがあるだろう。タイのタクシーの乗り方や、ぼったくりの回避方法、料金相場などについてご紹介する。
タイのタクシーの乗り方
タイのタクシーを止めるときは、道路沿いで、日本のように手をあげるのではなく、地面を指さすように手を伸ばす。ここへ来てください、というジェスチャーだ。
すると空車のタクシーが停まってくれる。
空車かお客が乗っている賃走かは、タクシーの助手席側にある電光板をみて判断できる。
ว่าง (wâaŋワーン)は空きという意味で、このランプが赤か緑色に点灯していたら、空車である。以前は空車ランプは赤色だったが、最近緑色が導入されて、今は過渡期で二種類ある。どちらとも同じ意味だ。とにかくランプがついていたら空車ということである。
これを特に考えなくても手を伸ばしていれば、いつか空車のタクシーが停まる。
タクシーが停まったら、前でも後部でのどちらでもよいのでドアを自分で開ける。タイのタクシーは自動ドアではない。
そして、乗る前に運転手に行先を伝える。
タイのタクシーは交渉制で、運転手がその目的地や方向に行きたくなければ、断られるのだ。
もし、目的地のタイ語や英語が相手に通じない場合は、スマートフォンで予め目的地の名前や住所がタイ語で書いてあるものを見せるか、ホテルなどの場合はホテルの名刺などをみせるとよいだろう。
タクシードライバーがOKしたら、次にメーターを指さして、「メーター?」とメーターを使うかどうかをきく。タイのタクシーは、メーター制だが、ときどき、観光客だとメーターを使わないで運転手が言う料金を払わないといけないケースがある。
もちろん、その場合はメーターを使うよりは割高になる。だから、メーターを使わないタクシーの場合は、こちらが乗車拒否をするのも手だ。
タニヤに行きたい場合は、日本人街であるタニヤという地名を知らない運転手も多いので、「BTSサラデーン」といえば通じやすい。
タイのタクシーの注意点
主な注意点や、安く乗るコツは次のとおりである。
・観光地などの場合、メーターを使わないタクシーが多いので、少し離れたところからタクシーをひろう。
・同行者にタイ人がいる場合は、タイ人にタクシーを捕まえてもらう方が良い。
・雨が降りはじめたときや渋滞の時間帯には、停まってくれなかったり、足元を見られてメーターを使わないことが多いので避ける。
・車内は飲食・喫煙禁止。
・お釣りは持っていない(あるいはお釣り分を自分のポケットにいれたいのでそう言う。)ので、タクシーに乗る前に予めコンビニなどで買い物をして20バーツや100バーツ札を多めに持っておく。
・ドアは自分で閉めるが、強く閉めると怒るドライバーが多いので、静かに閉めること。
タニヤ~各エリア間の料金相場
タニヤ・パッポンエリアと、各エリアとの間の料金相場は、メーターを使った場合は以下の通り。初乗りは35バーツである。
サイアムエリア(デパート街・ホテル街)
→50バーツほど
アソークエリア(ソイカウボーイやナナプラザなどの近辺)
→100バーツほど
サパーンタクシンエリア(チャオプラヤ川のあたり、シャングリラホテルやアイコンサイアム、船着き場の近辺)
→60バーツほど
ドンムアン空港
→300バーツほど+高速代120バーツ
スワンナプーム空港
→300バーツほど+高速代120バーツ
タニヤからのタクシーの乗り方
もし、タニヤ・パッポンエリアからタクシーを拾う場合は、シーロム通りかスラウォン通りでタクシーを探すと思うが、もしタクシーが全然停まらなかったり、メーターを使わないというタクシーばかりの場合は、少し離れたところで拾うとよいだろう。
また、カラオケ嬢やゴーゴー嬢と一緒なら彼女らに車を停めてもらうとよい。
歩きたくない場合は、タニヤのカラオケなどで飲んでいるなら店のスタッフにタクシーをタニヤ通りの店の前まで呼んでもらうのも方法だ。