
タイには禁酒日と呼ばれる、アルコ―ル類の販売や公共の場での禁酒が禁じられる日が存在する。禁酒日は、仏教関連の祭日などが該当する。この日はタニヤ通りでもカラオケクラブやスナックは休業となり居酒屋も閉店となる。コンビニでも酒の販売は停止される。路上で缶ビールなどを飲んでいると外国人でも処罰される可能性があるので気をつけていただきたい。
一部のカラオケクラブは非公式で店を開けていたり、居酒屋などでも食事のみの提供をしていたりするが、当然普段より規模は小さくなってしまう。2023年はコロナ規制が完全になくなってタイを訪れる人も増える年になりそうだが、カラオケクラブでの飲酒などが目的の方は、タイの禁酒日にはあたらない日を選んで旅程を決めていただきたい。
2023年(タイ仏歴2566年)タイの禁酒日
禁酒日は以下のとおりである。
3月6日(月) マカブーチャ(万仏節)
5月6日(土) タイ下院選挙投票日前日
5月7日(日) タイ下院選挙投票日
6月3日(土) ヴィサカブーチャ(仏誕節)
7月3日(月) アサラハブーチャ(三宝節)
7月4日(火) カオパンサー(入安居)
10月29日(日) オークパンサー(出安居)注目すべきは、2023年5月7日に予定されている下院選挙(日本でいう衆議院選挙)である。タイの法律では選挙の投票日と前日は禁酒日となり夜の歓楽街は休業となる。
日本のゴールデンウィークの後半(5月3日~7日の5連休である)と重なるため、連休でタイ旅行を考えている方は、注意して頂きたい。
どうしてもお酒を呑みたい場合は、公共の場でなければ飲酒は可能なので、前日(5月5日)までに酒類を購入しておき、ホテルの自室で飲む分には問題ない。一緒に飲む相手として、前日からホステスをカラオケで長期連れ出ししておくという方法もある。
ただし、タイの政局により前倒しで国会が解散される可能性もあるため、選挙の日が変わることがあるかもしれない。旅行直前に最新のニュースを注目しておきたい。
2023年(タイ仏歴2566年)の祝祭日一覧
タイの祝祭日は次の通りである。禁酒日と重なっているものもある。1月1日(日) 元日
1月2日(月) 元日の振替休日
3月6日(月) マカプチャー(万仏節)仏教祭日
4月6日(木) チャクリー記念日
4月13(木)~15日(土) ソンクラーン(タイ正月)
4月17日(月) ソンクラーンの振替休日
5月1日(月) メーデー 民間企業の休業日
5月4日(木) ワチラロンコン国王記念日
6月3日(土) ウィサカブーチャ(仏誕節)仏教祭日・スティダー王妃誕生日
6月5日(月) ウィサカブーチャの振替休日
7月28日(金) ワチラロンコン国王誕生日
8月1日(火) アサラハプーチャ(三宝節)日
8月2日(水) カオパンサー(入安居)官公庁が休みに。
8月12日(土) 母の日(シリキット王太后誕生日)
8月14日(月) 母の日振替休日
10月13日(金) ラマ9世記念日
10月23日(月) チュラロンコン大王記念日
12月5日(火) ラマ9世誕生日(父の日)
12月10日(日) 憲法記念日
12月11日(月) 憲法記念日の振替休日
12月31日(日) 大みそか
これらの日は、禁酒日と重なっていなければタニヤ通りのカラオケや居酒屋は通常営業しているが、銀行が休みになっていたり、在タイ日本大使館の窓口が閉まっていたりするので、用事がある場合は早めに済ませておくことをお勧めする。また、海外からの観光客だけではなくタイの地元の人も休みのため、観光地や人気スポットは混雑することが予想されるので、考慮に入れておきたい。