夜遊び・風俗大国と言われるタイには、いろいろなジャンルの遊び方がある。
それにもかかわらず、カラオケが並ぶタニヤ通りには毎晩日本から来た観光客や出張のビジネスマンは多く集まってくる。
日本人から絶大な支持を誇るタニヤのカラオケ街。
どうしてカラオケが人気があるのか。それはカラオケは日本人と相性が良い遊び方で、失敗が少ないからだと言われている。
マッサージパーラー(タイのソープランド)やゴーゴーバーとは違う、カラオケの特徴的な部分がある。
それは、遊ぶ前に女の子とコミュニケ―ションがとれる点である。それについて比較をまとめていきたい。
マッサージパーラーの場合
マッサージパーラー(MP)は、日本でいうソープランドのことである。
マッサージパーラーだと、ひな壇に並んでいる娘たちのなかから好みの子を選ぶ、というのはカラオケと同じなのだが、選び終わったらほとんど会話する間もなく、そのままプレイルームへ行くことになる。
プレイルームでは、女の子はすぐに風呂の準備を始める。ルームサービスの人がドリンクをもってきたあとは、二人とも服を脱ぎ一緒に風呂へ入り、そしてベッドへ行くことになる。
この短い間に、コミュニケーションをとって緊張感をほぐさないといけない。
それもなかなか難しいので会ってから女の子の警戒心が解けないまま即エッチ、ということになるので、女の子も事務的になるし、相性がよいかどうかもわからない。
ゴーゴーバーの場合
ゴーゴーバーはどうだろうか。
ゴーゴーバーはバーというぐらいなので、踊っている女の子のなかから好きな子を選んで、横につけて一緒に飲むことができる。
でも女の子は「どこから来たの」「何歳?」という会話を少し交わしたかと思うと「ホテル・ゴー?」と連れ出しを要求してくる。早く連れ出してほしいという姿勢なので、まるで流れ作業のようなところがある。
店内は大音量のミュージックでうるさくて会話がしにくいし、そもそもゴーゴーバーの女の子には少しでも日本語がわかる子はほぼいないので、英語やタイ語が上手でないとコミュニケーションをとるのは難しいだろう。
コミュニケーションをとりたいならカラオケ
これは、その他の形態の店、たとえばエロマッサージ店や、援助交際のテーメーカフェなどにもいえることである。
カラオケの場合、店内で一緒に酒を飲んだりゲームをしながら会話をすることで、女の子と仲良くなりプレイを濃厚にさせることが工夫次第で可能なのだ。
日本のキャバクラのようにLINEなどの連絡先を交換して、タイに来るたびに同じ娘と遊んだり、気にいったら本気で口説くこともしやすい。
「セックスには言葉が、いらない」とはいうが、セックスに至るまでの過程も重要なプレイの一部だと考えたら、その過程でコミュニケーションをとって盛り上げておいた方が、より楽しめると言うことはいえると思う。
だから、タニヤのカラオケは、日本人に合っているのかもしれない。